昨年シルクHCに入会し、いよいよ(順調に進めば)今年から出資馬が走り始めます。全4頭です。
それぞれについて、出資理由などを書き残しておこうと思います。
2022年産の出資馬一覧
いずれも牝馬です。
- カネラフィーナ(ジョイカネラの22、父Frankel)
- チェルビアット(キューティゴールドの22、父ロードカナロア)
- ベルアーブル(アグレアーブルの22、父ビッグアーサー)
- レイナサグラーダ(モアザンセイクリッドの22、父レイデオロ)
出資初年度ということもあり、とりあえず実績を積もうという戦略で、一般抽選で通りそうな馬からビビッと来るものを選んでいきました。 4頭ぐらいになれば嬉しいと思っていたので、ちょうど良い感じになりました。
各馬について
ということで、以下、馬ごとに書いていきます。
カネラフィーナ
恐らく、最も順調なのがこの馬。6月東京デビューを目標にしていました。最近、馬房内で怪我をしたのですが、そんなに重くなさそうなので、なんとか早めデビューのまま進んでくれると嬉しいです。
ちなみに運が良いことにこの馬の命名者になれました!一口初年度から非常に嬉しいです。
カネラフィーナ、なんだかんだ命名一番乗りだったらしく、命名記念品を貰った。サラブレッドの名付け親になるとかいうイベント、思ったよりも早いうちに達成できてしまったな...! pic.twitter.com/GtMCNE4gKy
— おじさん (@zuk2y) 2024年4月22日
出資理由
以下の2点です。
- Frankelの日本におけるアベレージでの成績が優秀
- 母ジョイカネラがアルゼンチンでG1・2勝
Frankelは日本における出走頭数が少ないためリーディングでは目立ちませんが、出走馬のアベレージの成績は非常に良いです。なんだかんだG1馬も複数出ていますし、日本競馬への適正は高いのだと思います。
そして母ジョイカネラは、アルゼンチンで芝2,000mとダート1,600mとでG1を勝利している名牝。以下のエンリケアセバル大賞での走りを見てみてください!相当強いです。
アルゼンチン牝系の日本での活躍は周知のとおりですし、かなり期待が持てるかなと思います。
展望
父と母の戦績的に1,600~2,000mあたりが主戦場かなと考えていましたが、POG黄本でのコメントだと1,400m~1,600mでのデビューを目指しているとのこと。現状の生産者からの評価はマイラー or スプリンターなのかなと思います。
現状の完成度の高さからも、アルゼンチン牝系というバックグラウンドからも、早熟タイプであることはほぼ確実でしょう。なんとか2~3歳の間に大きいところを獲って欲しいです。
そして、今からこんなことを言ってどうするのだという話ですが、繁殖に入ってからが非常に楽しみな一頭でもあります。欧州トップサイアーにアルゼンチン牝系ということで、完全に「異邦の血」とでも称すべき血統構成となっている本馬。5代血統表にSSもキングマンボもいないわけで、日本のトップサイアーの多くと交配可能です。夢が広がります。
チェルビアット
こちらもなかなか順調です。特に、POG赤本で須田鷹雄さんから言及されているのが嬉しいです。
出資理由
以下の2点です。
正直書いてある通りなのですが、これで1.5次募集まで残っていたのは不思議です。募集時の体重(425kg)がやや軽かったからなのか、母が高齢だからなのか......
展望
父ロードカナロアですが、距離は持ちそうということがクラブ公式からもPOG本からも伝わってきます。中距離の王道を進んでくれるのでしょうか。
募集時から体重もしっかり増え、直近で455kg。早ければ5月移動という話も出ているので、このまま順調に進んで欲しいです。
ベルアーブル
各社のPOG本で無風なのがちょっと寂しいですが、期待している一頭です。
出資理由
以下の2点です。
- 母の現役時のポテンシャルの高さ
- 母の馬格良さ
母アグレアーブルは主な勝ち鞍が500万下(現1勝クラス)と、戦績だけ見るとパッとしません。
ただ、当時のブログやニュースを漁るとなかなか興味深いです。例えば、以下の通り、新馬戦後に皐月賞とダービーに登録したなんて話があります(元になっているニュース記事は見つけられなかったので、引用しているブログにて)。
東スポ杯2歳Sにも出走していたので、見込まれたポテンシャルは相当のものだったと思います。
そしてアグレアーブルについて更に特筆したいのは馬体重です。現役での出走時最高体重はなんと504kg。牝馬としてはかなりの好馬格です。
父ビッグアーサーも大柄な種牡馬ですから、ベルアーブルもそれなりに大きく育ってくれるのではないかと思っています(募集時馬体重は384kgとかなり小柄でしたが)。
なにか一発あってもおかしくないので、ベルアーブルに限らず、アグレアーブルの子は次代以降も積極的に狙っていきたいです。
展望
7月移動が視野に入っているとのことで、思ったより順調に進んでいます。体重も募集時から30kgほど増え直近で412kg。父と母の体重を踏まえるともっと大きくなる気もしますが、どうなのでしょうか。
父が父なだけに距離は短めかと思っていますが、「スピード感は見られない」というコメントを貰ったりしているので、どう進むかは気になります。
レイナサグラーダ
いつの間にか兄のドゥレッツァが菊花賞を勝ち、G1馬の妹になっていました。兄に続いてぜひとも頑張って欲しいです。あと名前がめっちゃかっこいいですね......!
出資理由
以下の1点です。
母モアザンセイクリッドはG1馬です。人気薄でしたが、これだけで十分に出資理由になると判断しました。
モアザンセイクリッドはノーザンFの繁殖牝馬でしたが、成績が思わしくなかったのか、売却されたようです(以下参照)。
菊花賞馬(ドゥレッツァ)の母となったモアザンセイクリッドは、元々オセアニアから輸入された繁殖牝馬ですが、昨年のミックスセールで売却され再度海外に転出。現在はフランケルを受胎しているとのこと。
— netkeiba (@netkeiba) 2023年10月22日
モアザンセイクリッド (More Than Sacred)の血統表 | 競走馬データhttps://t.co/bOIKPAyn39 https://t.co/Yz4EGmA06d
ただ、その後ドゥレッツァがクラシックを獲ったので、馬産ってのは難しいものなんですね......
展望
出資した4頭の中では1番デビューが遅そうな雰囲気です。体重も直近で415kg。じっくり進んでいって欲しいです。
とにかく一番気がかりなのが、(出資決定後に徐々に判明してきた、)「レイデオロ牝馬の成績が壊滅的」というデータです。「馬格が足りないから」という話がよく上がりますが、レイナサグラーダにもしっかり当てはまります。なんとかデータを打ち破って活躍して欲しいものです。
まとめ
ということで、以上!なんとか無事にデビューして、少しでも上の着順を目指して、あわよくば大きいレースを獲って欲しいものです。